明けましておめでとうございます。
本日から、2018年の診療を開始致しました。
本年もスタッフ一同、
より一層、技術の向上に専心して参りますので、
本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。
お正月明け、診察開始と共に何気に多く医院にいらっしゃるのが、
歯の詰め物が取れてしまった。という患者様です。
年明けですからね、
奴の仕業です。
そう、お餅です。お餅食べてたら銀歯とれちゃったよ、というお話よくお聞きします。
お正月、避けては通れませんよね。お雑煮、美味しいです。
私は関西出身なので、白味噌ベース丸餅のお雑煮が毎年実家では出てまいります。
さて、
お餅の粘着力により、かぶせていた銀歯やセラミックが取れてしまうことがあります。
普通は食べ物で被せ物がとれたりすることはないのですが、
つけてから何年も経っていて、接着剤が劣化していたり、
噛み合わせや歯ぎしりなどで、被せ物が浮いてしまったりすると
お餅やキャラメルなど粘着力のあるものに引っ張られて取れてしまうことがあります。
そんな時にして頂きたいこと、
しないほうがいいことを、本日は書きたいと思います(@v@)
まず、
①取れた詰め物は保管しておく。
取れてしまったからといって、被せていたものを捨てないでください。
形がピッタリあえば、消毒してそのまま使用することができるかもしれません!
取れた物はそのまま歯科医院にお持ち下さい(^v^)
②詰め物を保管する時は変形しないような所に保管する
せっかくそのままお持ちいただいたのに、変形していて入らない、というケースもございます。
お財布やコインケースなど、他に硬いものがある所に被せ物を入れてしまうと、
硬いものとぶつかって変形してしまうことがあるので、
他に当たる物のないプラスチックケースやビニールの袋などに入れてお持ち下さいね。
テッシュにくるんでおいたらいつの間にか家族に捨てられていた!
知らない間になくなった!というお話もよく聞きますので、テッシュにくるんで置いておくのも
おススメできません(;∀;)
③自分で詰め物を接着しない
稀に、自分でまた元に戻そうとされる患者様がいらっしゃいます。
世には色んな瞬間接着剤が出回っておりますからね、私もほとんどの物なら
魔法の液体ア○ンアルファで修復を試みるのですが、
歯だけは接着してはいけません。
銀歯やセラミックを接着している接着剤は、人体に無害な歯科用の特殊な材料を使っています。
自分で戻すことによって被せ物が破損してしまう可能性もあります。
また、詰め物というのは高さも重要で、自分で戻すと高さの調整が出来ないため
噛み合わせが悪くなってしまいます。
詰め物が取れても、自分で接着することだけはお控え下さい(><)
④詰め物が取れた歯は出来るだけ使わない
詰め物が取れた歯は非常に脆い状態にあります。
硬いものをその歯で噛んだりすると歯が欠けたり割れたりする可能性もありますので
出来るだけ詰め物がとれた歯に負担をかけないように、その歯は使わないようにして下さい。
⑤熱いものや冷たいものの飲食をできるだけ控える。
詰め物が取れた歯は、歯の一番表面にある、硬いエナメル質に覆われていないため、
その下の象牙質が刺激を直接受けてしまいます。
そのため、熱いものや冷たいものを飲食するとしみたり、痛みを感じてしまうこともあります。
出来るだけ熱いもの、冷たいものは控えて、飲食の際は反対側の歯を使うようにしましょう。
詰め物が取れた状態のまま放置することが一番よくありません。
すぐに処置をすれば一回の来院で治ることもありますし、
取れたものを作り直す場合でも、
しみたり、お痛みがある場合は上から仮のキャップを作って痛みを軽減させることもできます。
出来るだけ早く、歯科医院に来ていただく事が大切な歯を守ることに繋がります。
詰め物が取れた場合、そのまま放置せずに、すぐに歯科医院にお電話くださいませ(^v^)
ワールドシティデンタルクリニック